鈴木知事、38年以降五輪招致再考求める 「いったん立ち止まった上で」 札幌市長と面談

鈴木知事、38年以降五輪招致再考求める 「いったん立ち止まった上で」 札幌市長と面談

 鈴木直道知事は27日、道庁で札幌市の秋元克広市長と面談し、混迷の度を深める冬季五輪・パラリンピック招致問題について「いったん立ち止まった上で、開催の意義、効果を踏まえ、今後の招致の在り方についてみんなで議論して進めていくことが必要ではないか」と述べ、2038年以降の招致の再考を求めた。

 30年冬季五輪招致を断念した札幌市の秋元市長は26日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会・総会から帰国した、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長とオンラインで面談。30年の開催地はスウェーデン、スイス、フランス、34年は米ソルトレークシティーの開催準備が進んでおり、30年と34年の同時決定もあり、34年の札幌市の開催は「大変厳しい状況にある」と山下会長から報告を受けたことを鈴木知事に伝えた。

 38年以降については、気候変動の影響を踏まえた持続的な五輪にするための「持ち回り開催」や、国際競技連盟が主催する世界選手権との共同開催などIOCの理事会で言及があったことを説明。秋元市長は11月末の理事会で30年、34年の五輪開催地同時決定もあることを示唆し「38年以降の大会招致をどうしていくか。改めて協議をさせていただきたい」と述べた。

 鈴木知事は38年以降の五輪招致であれば現計画の大幅な見直しも必要になることも踏まえ、「いったん立ち止まって」議論することが重要と指摘した。「IOCの判断が出てくるのを注視するのはもちろんだが、札幌市としての考えもぜひ、われわれも共有させていただきたい」と要望。「札幌は非常に価値のある都市で、オリンピックを開催する能力がある世界的にも優れた都市。多くの国やIOCを含め、今も変わらず非常に強いものがあると思うので」と語った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る