苫小牧市消防本部に新型救急車 電動ストレッチャー搭載

苫小牧市消防本部に新型救急車 電動ストレッチャー搭載
電動ストレッチャー搭載の最新型救急車

 苫小牧市消防本部は今年度、ベンチャー企業ベルリング(東京)製の最新型救急車「C―CABIN」1台を導入した。油圧式電動ストレッチャーの搭載が特徴で、車内も従来より広く、揺れを抑える構造になっている。購入費用約2700万円は2022年度末の企業版ふるさと納税の一部で賄い、更新時期を迎えた新富出張所(新富町)で7月から運用している。

 消防、救急資機材を扱うベルリングが「救急隊員にとって使いやすい、活動しやすい」を最大の目標に開発した。

 電動ストレッチャーの採用は同本部で初めて。これまでは傷病者を乗せたストレッチャーを複数の隊員で上げ下げしていたが、ボタン一つで動かせる。また、車内の座席を跳ね上げ式にし、ストレッチャー台もスライド式にすることで、一般的な救急車に比べ足元で30%増、室内幅で15%増のスペースを確保。両サイドからの処置がしやすくなった。独自に開発した板ばねの取り付けで運転中の揺れも軽減されたという。

 同本部によると、救急車は現在、新開町の消防署と5出張所の計6台が24時間稼働中で、同署に1台の予備がある。更新は10年程度で計画的に進め、次は25年度に1台を予定している。同本部警防課の内山佑太主査は「電動ストレッチャーなど、患者だけでなく隊員の負担軽減も期待できる部分がいろいろある。効果を検証しながら更新の参考にしていきたい」と話している。

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