道産ブリ豊漁で値下がり サンマに代わる秋の主役に 東京・豊洲市場

道産ブリ豊漁で値下がり サンマに代わる秋の主役に 東京・豊洲市場
豊洲市場に順調に入荷している北海道産ブリ=23日、東京都江東区

 秋に取れるブリとカツオが豊漁だ。ブリは北海道で水揚げが好調。今の時期に脂が乗る「戻りガツオ」は昨年不漁だったが、今年は宮城県で水揚げが急増した。東京都内の小売店などでも特売され、不漁のサンマなどに代わる主役の魚となっている。

 北海道では10月に入り、ブリの水揚げが本格化している。今年も秋サケなどを狙った定置網に「ブリがたくさん入っている」と道内の漁業関係者。1匹10キロ以上の大型魚も少なくないという。

 道産ブリは、東京・豊洲市場(江東区)にも順調に入荷。10月下旬の卸値は1キロ当たり500~1200円と、冬に価格が高騰する北陸産の寒ブリに比べて半値以下となっている。

 都内では、刺し身用のさくや切り身などを手頃な価格で並べる小売店も少なくない。同市場の仲卸業者は「程よく脂が乗っていておいしい。ぶりしゃぶや照り焼きなどもお薦め」とアピールしている。

 カツオの主産地、宮城県気仙沼港では、10月の水揚げ量が27日現在で約4000トンと、前年同月の10倍以上に増加した。不振だった昨秋から一転、今年は「脂を蓄えた期待通りの戻りガツオが多い」(産地関係者)という。

 水揚げが増えたことで、豊洲市場でも卸値が下落。10月下旬の中心値は、宮城県産の1匹3~5キロサイズが1キロ当たり700円前後と、同市場の前年同月のカツオ平均価格より約3割安い。同市場関係者は「鮮度が良く、もっちりとした食感のカツオを味わって」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る