100万人達成へ国も検討会 ウポポイ誘客で周遊ルート

100万人達成へ国も検討会 ウポポイ誘客で周遊ルート

 道の2024年度当初予算案を審議する道議会予算特別委員会(三好雅委員長)は13日も質疑を続行した。年間来場者数100万人を目指す白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の今後の対策について、高石浩子象徴空間担当課長は「登別や苫小牧など近隣の魅力ある地域資源を生かし、インバウンド(訪日客)をターゲットとする周遊ルートを開発する」と説明。「英語版ガイドブックの発行や、海外インフルエンサーによる魅力発信も充実させ、国内外の来訪者に対する誘客促進に積極的に取り組む」と述べた。板谷良久氏(自民党・道民会議、苫小牧市区)の質問に答えた。

 高石課長は国が100万人達成に向け、昨年10月に「ウポポイへの誘客促進に関する有識者検討会」を設置したことも説明。14日に検討会が取りまとめる「誘客促進戦略」を踏まえ、「国や関係団体と役割分担し、来年度以降、集中的に取り組む」と答弁した。

 板谷氏は道内の児童生徒の自殺者の状況と今後の対応もただした。

 大槻直広生徒指導・学校安全課長は道警が公表した2013~22年の小中高校生の自殺者数の状況は「直近の22年が18人、最も多かったのは20年の24人。全体のうち高校生が約7割」とし、「児童生徒の自殺が後を絶たないことは極めて憂慮すべき状況」と受け止めを述べた。伊藤伸一生徒指導・学校安全担当局長は「今後、これまで以上に民間団体と密接に連携し、児童生徒の心の変化を可視化できるアセスメントツールの学校での活用を促進するなど、児童生徒の自殺防止に取り組む」方針を示した。

 中村守氏(公明党、苫小牧市区)は「デジタル新時代を迎えようとする中、ドローンの活用を一層加速させていく必要がある」とし、道の今後の取り組み姿勢をただした。

 水口伸生次世代社会戦略監は「ドローンは地域課題の解決を図る重要なツールの一つ。物流や防災、観光などの分野で活用を進めていくことが重要」と指摘。このため(1)市町村と民間企業とのマッチングによる実証事業の誘致(2)道の実証成果や活用事例をまとめたハンドブックによる情報発信(3)民間企業と連携した普及啓発イベントの開催―など、「先進的な取り組みの横展開を図っていく」と述べた。

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