苫小牧高専と東京のIT企業が協定 授業や研究支援

苫小牧高専と東京のIT企業が協定 授業や研究支援
包括連携協定を結んだ小林校長(右)と高石代表

 苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)は18日、IT企業のアクセスネット(東京)と包括連携協定を結んだ。代表取締役の高石和生氏は同校出身で、これまでも母校の教育活動にさまざまな協力をしており、今回の協定締結につながった。

 協定は学生の成長や地域社会の発展に寄与するため、▽学生のIT教育や課題解決型授業(PBL)▽学術研究▽地域創生―について連携協力する内容。同社は企業が抱える問題を総合的に解決するため、ネットワークの構築やサポート、コンサルタント、従業員向けのIT教育研修などを手掛けおり、これまで蓄積したノウハウや現場で使用している最新技術を同校の教育の場に生かしていきたい考えだ。

 高石氏は1976年、同校電気工学科を卒業。1990年に同社を創業した。同校出身者でつくる同窓会関東支部を通じて後輩たちの学びをサポートしてきたが、「会社としても独自に支援したい」と昨年2月、同社で使用していたノートパソコン28台を同校に寄贈。希望する学生に提供した。加えて、生成AI(人工知能)の利活用や注意点などを実践的に伝える授業、学生の研究活動も支援。こうした動きをより加速させるため、今回の協定が締結されたという。

 同日、同校で行われた締結式に臨んだ小林校長は「ICT(情報通信技術)を使いこなすことができる人材育成が求められている中、学生により実践的な学びを提供できるのは何より」と協力に感謝。高石氏は「お世話になった皆さんへの恩返しの気持ちを込め、優秀なエンジニア育成の力になれれば」と力を込めた。

 同校が単独で民間企業と包括連携協定を結ぶのは2021年のフラー(新潟市)に続き、2例目という。

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