第1回定例道議会は19日午後に本会議を再開し、一般会計と特別会計を合わせて総額4兆688億円の2024年度当初予算案を賛成多数で可決、成立した。新副知事に三橋剛総合政策部長(58)、新教育長に中島俊明経済部長(58)を起用する特別職人事も賛成多数で同意。2月21日から28日間にわたる会期を終えて、同日閉会した。
成立した新年度予算は一般会計が3兆215億円、特別会計が1兆472億円。ラピダス(東京)の千歳市進出を起爆剤に、半導体・デジタル関連産業の集積を進める「未来に向けた産業・人・投資」に137億8000万円を盛り込んだ。
新年度予算案を巡っては、第2会派の民主・道民連合(梶谷大志会長、27人)が「一般会計予算については撤回し、組み替えの上、再提出を求める」動議を提出。木葉淳氏が(1)必要性に乏しい事業や効率性の低い予算については大胆に見直し、めりはりの効いた予算に組み替えるべき(2)中長期的な財政健全化の道筋を早急に道民に示すべき(3)ラピダス進出効果の全道への波及が不透明―など動議の理由を説明した。
さらに真下紀子氏(共産党)が「安心して住み続けられる予算が不十分。看板倒れのスローガンが見受けられる」と、一般会計予算案などへの反対討論を展開した。
民主の提出した動議は、他会派が反対して否決。新年度の一般会計予算案は共産、民主が反対したが、賛成多数で可決された。
特別職の副知事、教育長人事については、共産が反対したものの、賛成多数で同意。土屋俊亮副知事(66)は今月末で、倉本博史教育長(62)は任期満了の5月31日で退任する。また、新たな監査委員に佐藤則子人事委員会事務局長(60)を選任した。
この他、▽北朝鮮による日本人拉致被害者の全員帰国を果たし、拉致問題の解決を求める▽根室海峡海域におけるロシアのトロール漁船への対応を求める―の2件の意見書案も可決した。
















