大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を遂げた尊富士が千秋楽から一夜明けた25日、大阪市内で記者会見に臨み、「いろんな人から連絡をもらい、本当に優勝したんだなと思った。これからが大事」と喜びを語った。
初日から11連勝の快進撃。14日目の取組で右足首を痛めたが、これを押して出場した千秋楽で豪ノ山を破り、幕尻優勝を果たした。当時の心境を「このチャンスは二度と戻ってこない。親方に出させてくださいと言った」と明かした。
尊敬する兄弟子の横綱照ノ富士から、「俺の9回よりお前の優勝の方がうれしい」と何度も頭をなでられたという。ちょんまげ頭のまま賜杯を抱き、「大いちょうでも優勝したい。何度でも味わいたい」と意気込んだ。

















