角田、上げ潮で日本GPへ 自動車F1

角田、上げ潮で日本GPへ 自動車F1
F1オーストラリア・グランプリで今季初入賞を果たしたRBの角田裕毅の走り=24日、オーストラリア・メルボルン(EPA時事)

 「今年初のポイント! 過去2戦悔しいレースが続いただけにうれしい。今週ずっとコンスタントに走れたのはチームのおかげ」。24日決勝のF1オーストラリア・グランプリ(GP)で7位入賞を果たした角田裕毅(RB)は自身のSNSで、こう喜びを表現した。開幕2戦も奮闘したが、10位以内の入賞を逃していただけに、満足できる結果だった。

 次戦は、従来の秋開催から春に移行した第4戦日本GP(4月7日決勝、三重・鈴鹿サーキット)が控える。「桜のシーズンなのですごく楽しみ」と話す母国GPに向け、今季初入賞で勢いをつけ、「日本のファンに望みをもたらしたと思う」。

 角田にとっての日本GPは、悔しい思いが残る。F1にデビューした2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、22年は13位、23年は12位。三度目の正直へ「マシンが良いので、ポイント獲得に挑戦する」と好走を誓う。

 豪州GPでドライビングは絶好調だった。予選で8番グリッドを獲得すると、決勝でも入賞争いを展開した。レース後、8位の順位が正式結果で7位に繰り上がる幸運も。昨季までのアルファタウリから改称したRBとしての初ポイントになった。

 ピットストップなどで、たびたびミスが見受けられるチーム戦略についても、「完璧だった。順位はどうであれ、自分たちの戦略をやり切ることが今週末の目標だったので、それをやり遂げられたのが一番良かった」。自信を膨らませて鈴鹿に乗り込む。

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