シネマトーラス26周年 中古DVD並べ運営費寄付募る 苫小牧

シネマトーラス26周年 中古DVD並べ運営費寄付募る 苫小牧
映画の中古DVDなどをプレゼントする代わりに運営費の寄付を―と呼び掛ける堀岡代表

 苫小牧市本町のミニシアター「シネマトーラス」(堀岡勇代表)は開館26周年を記念し、来館者に映画の中古DVDや関連書籍をプレゼントする代わりに運営費の寄付を求める試みを今月から始めた。運営費の捻出に役立ててほしい―と常連客から大量の中古DVDなどが寄贈されたのがきっかけ。苫小牧ゆかりの映画人も、26周年の応援メッセージを寄せている。

 寄贈した市内の公務員男性(58)は、堀岡代表(71)が10年ほど前まで市内で開催していた「苫小牧映画祭」の頃からの常連客。1980年代以降の映画のDVD74本やVHSビデオ8本、映画に関連した小説30冊、漫画6冊、エッセー1冊、アニメキャラクターの人形などのグッズ6点を届けた。男性は「さまざまな監督の映画をそろえたつもり。来館者が新たな作品を知るきっかけにもなれば」と願う。

 これらは20日から同館のロビーに陳列。来館者は好きな物を自由に持ち帰ることができるがその際、募金箱に善意を寄せてもらっている。

 26周年記念のメッセージはさまざま。96年の苫小牧映画祭に参加した映画監督で、俳優の利重剛さんは「新作ができたらまたぜひうかがいたい」、苫小牧市出身の俳優奥野瑛太さんは「映画の灯をともし続けているトーラスがあること、本当に誇りに思います」と応援する。室蘭市在住の映画監督の坪川拓史さんも「運営には多くの苦労もあることとは思われますが30周年、50周年、100周年に向けて応援し続けていきます」とエールを送る。

 トーラスは98年3月21日、市民からの寄付金を原資に開館した映画館。コロナ禍で遠のいた客足は戻りつつあるが、厳しい経営が続く。映写設備のメンテナンス保証期間も終了し、故障すると多額の出費が見込まれるという。

 堀岡代表は「旭川や函館からここまで足を運んでくれるファンもいる。多くの支えがあってやってこられた。30周年までは何としても続けたい」と話す。

 定休日は毎週月曜日と第2、4火曜日。問い合わせはシネマトーラス 電話0144(37)8182。

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