苫小牧市豊川町の元高校教諭谷口勇五郎さん(84)が先月、道端や空き地などで見つけた草花を紹介した小冊子「苫小牧 街中の草花100種とツツジ」を自費出版した。
昨年4月から9月まで放送された植物学者・牧野富太郎をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「らんまん」に刺激され、同年6~10月に市内錦岡、勇払、柳町、JR苫小牧駅周辺などを自ら歩き写真を撮りながら、身近にある植物を調べて回った。
長年の自然観察ガイド経験を生かし、これまでも苫小牧や近郊の動植物などを紹介する冊子を自費出版してきた。通算7作目で、今回は日常的に観察できる植物に着目したのが特徴。約200種類を掲載している。
内訳は市街地に多い種が約100種で、主に山野に自生し、街中でも若干見られる種は80種ほど。園芸種のツツジも8種紹介している。植物ごとに形や大きさ、開花時期などの特徴を記載し、大半に写真を付けた。名称の由来を解説している草花もある。
「知らなかった植物も15、16種あった」と谷口さん。自宅前で偶然見つけた直径3ミリほどの丸い緑色の植物は本の写真と照合しながら必死に調べた結果、「トキンソウ」と特定した。「小さな花をつぶすと、黄色の種が出る。まるで金を吹き出すように見えることからその名が付いたよう」と説く。
A5判、全35ページ。「分からなかったことが分かった時は、万歳といった感じだった。この本を手にまちを歩いてみようと思ってもらえたらうれしい」と話す。
100部発行。1冊500円で販売する(郵送費は140円)。
問い合わせは谷口さん 電話0144(73)8912。
















