体操 11日から五輪代表争い パリ切符つかむのは

体操 11日から五輪代表争い パリ切符つかむのは

 体操のパリ五輪代表選考会を兼ねる全日本個人総合選手権は11~14日、群馬・高崎アリーナで行われる。代表枠は男女とも5。昨年の世界選手権男子個人総合を制した橋本大輝(セントラルスポーツ)は決定済みで、残りは今大会の得点を持ち越して行われる5月のNHK杯の成績で決まる。

 男子は橋本を除く個人総合の上位2人、女子は上位4人がまず切符をつかむ。残りの男子2人と女子1人は、計算上で団体総合の得点が最も高くなるように選ばれる。

 男子は昨年の世界選手権で8年ぶりの団体総合金メダルに貢献した萱和磨(セントラルスポーツ)らが代表争いの軸になる。そこを脅かしそうなのが徳洲会のメンバーだ。2021年東京五輪代表の北園丈琉、これまで惜しくも大舞台に届いていない杉野正尭らは、パリでメダルを争えるほどの実力を持つ。杉野は「僕が行かなくて誰が(五輪に)行くんだ」と自らを奮い立たせている。

 女子は五輪出場枠をもたらした宮田笙子(順大)や岸里奈(戸田市スポーツセンター)が、世代交代が進む中で頭一つ抜けている。種目別平均台で21年世界選手権金の芦川うらら(日体大)、ゆかが得意な杉原愛子(TRyAS)の東京五輪代表2人は、スペシャリストとして代表争いに絡んできそうだ。

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