苫小牧市の2024年4月1日付新採用の職員は41人で、17年以来7年ぶりに40人を超えた。欠員の補充や新年度の機構改革により採用者数が増えた。一方、近年は中途退職者が相次いでおり、人材確保とともに離職防止対策が急務となっている。
市の直近10年間の4月1日付新採用は、15~17年は40人超だったが、18年以降は20~30人台で推移。直近の20年は28人、21年は38人、22年は37人、23年は31人だった。
市行政監理室は今年の増員について「一昨年度と昨年度に生じた欠員の補充、新年度の機構改革によるもの。一定数の確保はできた」と説明する。
一方、退職者は20年度が13人、21年度が18人、22年度が22人、23年度が30人と右肩上がり。中途退職者が増加傾向といい、人員確保にも「手放しでは喜べない」と危機感をあらわにする。
中でも20~30代の自己都合退職が増えているという。理由は結婚や親の介護、キャリアアップなど多岐にわたり、同室は「民間企業の給与アップ幅は大きく、人材確保の競争は激化している」と話す。
市はウェブ説明会や各地テストセンターの活用など、受験検討者の利便性向上を図っているほか、早期の採用試験や内定通知などを推進。SNSのインスタグラムを開設するなど、若者の視覚に訴える取り組みも進めてきた。
同室は「DX(デジタルトランスフォーメーション)などによる業務の効率化や働き方改革、休みやすい職場づくりを(各課で)同じ方向を向いてやっていかなければならない」と強調。職場の魅力向上に力を入れる考えだ。
















