北洋銀行は、2024年道内企業の雇用動向と新卒採用調査結果を発表した。従業員の過不足感を表す「雇用人員判断DI」(過剰企業の割合から不足企業の割合を引いた数値)は前年比5ポイント減のマイナス60となり、3年連続で低下した。調査を開始した1989年以降で最低水準になり、深刻化する人手不足感が35年間で最も強まっている。
業種別では、建設業がマイナス74で、最も不足感が強い。これに運輸業(マイナス69)、ホテル・旅館業(マイナス59)が続いた。
一方、今春に「新卒採用した企業の割合」は前年から横ばいの40%となった。採用予定人数に対する充足率は、「予定通り」が前年比5ポイント増の37%となったものの、依然として低水準にとどまった。充足率5割未満の企業の割合も前年から5ポイント増の25%と2年連続で上昇。新卒採用に苦戦する企業が増えている。
企業の新卒採用決定要因(複数回答)については、「将来の人手不足に備える」が74%で最多。以下、「年齢構成の改善を図る」(56%)、「人材確保の好機である」(40%)の順。
今春に新卒採用しなかった企業の理由(複数回答)については、「随時、中途採用する」が62%でトップ。これに「募集したが、採用したい人材がいなかった」(24%)、「現従業員で十分である」(16%)、「教育・訓練に時間がかかる」(15%)、「パート・アルバイトを活用する」(12%)が続いた。
今後1年間の従業員の増減見通しを示す「雇用方針DI」(従業員を増員する企業の割合から減員する企業の割合を引いた数値)は、前年から1ポイント低下し28となった。業種別では、ホテル・旅館業が47で最も高い。以下、卸売業(42)、小売業(28)の順となった。
調査は北海道二十一世紀総合研究所に委託。2月中旬~3月中旬に道内企業692社を対象に実施し、360社から回答を得た。回答率52・0%。
















