「有珠川7遺跡」遺構や土器など紹介 道埋文センターの末光さんが成果報告

「有珠川7遺跡」遺構や土器など紹介 道埋文センターの末光さんが成果報告
有珠川7遺跡の調査結果に耳を傾ける参加者

 苫小牧縄文会(矢野嘉一会長)は20日、北海道埋蔵文化財センター調査部主査の末光正卓さんを迎えた講演会を市民会館で開き、会員や市民ら約50人が来場した。末光さんは昨年8~10月に発掘調査が行われた市内高丘の「有珠川7遺跡」について、竪穴式住居跡や炉跡といった遺構をはじめ、縄文時代中期~晩期の土器や石器も多数見つかったことを紹介した。

 同遺跡は有珠川河口から約4・5キロ上流の左岸に位置し、発掘調査は1890平方メートルのエリアで行われた。調査に携わった末光さんは「成果としては地味かもしれないが、どの遺跡も唯一無二。周りの調査が進んだり、他の成果と照らし合わせたりすることによって評価は変わる」と記録を残す意義を強調。「100年後の人たちが、新たな解明をしてくれるかもしれない」と期待を込めた。

 講演会に先立つ定時総会では、2024年度活動計画を承認し、▽静川遺跡見学と親睦会(7月予定)▽同会設立20周年特別講演会(11月30日)▽縄文体験旅行(9月ごろ)―の実施を確認した。矢野会長は「国指定の静川遺跡にもっと関心を持とう―と設立した会。今後も学びの機会をつくっていきたい」と話している。

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