植苗町内会連合会会長 丹治秀一さん死去 101歳

植苗町内会連合会会長 丹治秀一さん死去 101歳
地域の保育園児から100歳の誕生日を祝われ、笑顔を浮かべる丹治さん=2023年2月、植苗ファミリーセンター

 生まれ育った苫小牧市植苗地区の発展に力を尽くしてきた植苗町内会連合会会長の丹治秀一さんが19日、101歳で死去した。100歳を超えた町内会長は市内でも例がなく、地域を支えてきたリーダーの訃報に悲しみの声が上がる。

 丹治さんは1923(大正12)年2月、8人きょうだいの三男として誕生。造林や造材を手掛ける丹治秀工業を植苗で創業し、会社経営に打ち込みながら町内会活動にも尽力。安全安心な地域をつくるため57年に「植苗自警団」を発足させ、初代団長を務めた。70~78歳の時と94歳から亡くなるまでの間、同連合会の会長も務めてきた。

 地域の将来を担う人材の育成に力を注ぎ、同連合会として中学生を台湾や韓国など海外に派遣する研修事業を実施。2021年には連合会内に「植苗青年友の会」も立ち上げ、若い世代の地域活動を後押しした。新千歳空港の機能拡大に伴って地域振興策を道の担当者と住民らが協議する場でも実情を訴え、子育て世代の定住を進めるための道営住宅整備を求めてきた。

 3月末には同連合会が運営する地域の認可外保育園「植苗保育園」の卒園式に、園長として出席。4月の入園式も楽しみにしていたが、その後体調が急変し、息を引き取ったという。

 岩倉博文市長は「100歳を超えても連合会の会長を務め、大好きな植苗、美沢のために活動していたのは脱帽する。全国でも(100歳の町内会長は)聞いたことがない」とたたえ、「市の政策にもご理解を頂き、お世話になった」とねぎらった。

 共に活動に取り組んできた同連合会の松重茂雄副会長(70)は「会長の任期を1年残し、さらにその先も地域活動を続ける意欲を示していた。残された副会長5人で力を合わせ、丹治会長がやり残したことを継承していきたい」と話した。

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