北海道経済産業局は、4月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、前月から据え置いた。主要項目別では、観光は引き続き「改善している」と判断。生産活動は「一進一退の動きとなっている」とした。
2月の経済指標を中心とし、3月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」と指摘している。
主要項目別では、観光は「改善している」と判断した。2月の来道客数が前年同月比13.4%増と28カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も56.1%増と20カ月連続で前年を上回っている。ヒアリングでは「2月はさっぽろ雪まつりなどの冬季イベントもあり、国内客やインバウンド(訪日客)問わず多くの観光客が見られ、主要宿泊施設の稼働率も前年より好調だった」(観光協会)との声が寄せられている。
生産活動は、3カ月連続で「一進一退の動きとなっている」と判断した。2月の鉱工業生産は前月比3・6%増と2カ月ぶりに上昇。ただ、前年同月比では1.4%減と2カ月連続で前年を下回っている。輸送機械工業、窯業・土石製品工業、化学・石油石炭製品工業など9業種は上昇しているが、パルプ・紙・紙加工品工業など4業種で低下した。
個人消費は「緩やかに改善している」と前月から据え置いた。2月の個人消費は新車販売が前年を下回ったものの、百貨店など他の6業態は前年を上回った。企業からは「うるう年効果のほか、春節とさっぽろ雪まつりの影響で売り上げが好調だった」(百貨店)、「節約志向により、弁当などからおにぎりや総菜パンなど単価の低い商品へとシフトしている」(コンビニエンスストア)などの声が上がっている。
公共工事、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の4項目の判断も前月から据え置いた。
















