北海道にゆかりある現代作家3人による企画展「ボン・ヴォヤージュ!―アートの森へ旅にでよう」が27日、苫小牧市美術博物館で開幕する。動物を段ボールで実物大に再現したアートや大木を生かした空間芸術、動植物を描いたシルクスクリーンなど30作品が展示され、来館者は「森」に見立てた館内を旅人気分で巡る。6月16日まで。
市内樽前を拠点にする金属工芸家藤沢レオさん、札幌市在住のイラストレーター兼美術家森迫暁夫さん、オホーツク管内遠軽町出身の造形作家吉田傑さんの作品で構成。2021年7~9月に愛知県のやきものの里かわら美術館・図書館で開いた3人の展覧会に新作も加えた。道内では初開催。
会場では設営作業が進む。本物らしさを追求し、段ボールの色合いを生かした吉田さんのガラパゴスオオガメは全長1・8メートル、高さ1・1メートルと圧巻の大きさ。特大の布に動植物を描いた森迫さんの版画作品は、どこかユーモラスで見るたびに印象が変わる不思議な作品だ。
藤沢さんは、10メートル以上に成長したオニグルミの木を自作の石斧で切り倒し、れんがや鉄などを組み合わせた新作「柱の研究-起源-」を出品している。
各展示室に個性の異なる作品が混然一体と並び、さまざまな森のイメージを演出。解説文の漢字にルビを付け、子どもも楽しめるようにした。同館の細矢久人学芸員は「多彩な作品が並ぶ空間自体も一つのアート。旅をするように展示を楽しんで」と話している。入場料は一般300円、大学・高校生200円。中学生以下無料。
3人それぞれのワークショップもあり、▽28日は吉田さんの段ボールでシカの角作り▽29日は藤沢さんの熱した鉄でキーホルダー作り▽5月19日は森迫さんのシルクスクリーンでトートバッグ作り。参加費500円。定員に達し次第締め切る。森迫さんの受け付けは5月8日から。
申し込み、問い合わせは同館 電話0144(35)2550。
















