苫小牧市内各地で多彩な行事 GW最初の土日

ガラパゴスゾウガメの実物大の段ボール作品に見入る親子

 ゴールデンウイーク(GW)最初の土日となった27、28日の両日、苫小牧市内では美術博物館の企画展や子どものバレエ公演、地元ゆかりのアーティストによるパフォーマンスなど多彩な行事が繰り広げられた。

美術博物館がアートの森に
企画展「ボン・ヴォヤージュ!」開幕

 北海道ゆかりの現代作家3人による企画展「ボン・ヴォヤージュ!―アートの森へ旅にでよう」が27日、苫小牧市美術博物館で開幕した。3人の個性あふれる30のアート作品を用い、「森」に見立てた会場は撮影自由。来場者は旅をするような感覚でカメラを手に鑑賞を楽しんでいる。

 市内樽前を拠点に活動する金属工芸家藤沢レオさんは木の枝、幹を真ちゅう箔(はく)で輝かせた造形物を展示。札幌市在住のイラストレーター森迫暁夫さんは、動植物をシルクスクリーンなどの技法でユーモラスに描いた特大の布を掲げた。

 オホーツク管内遠軽町出身の造形作家吉田傑さんによる、段ボールで実物大の動物を再現した立体アートは高さ2・4メートルのダチョウや体長15センチのカヤネズミなどが目を引いていた。

 三者三様の作品が混然一体となって、豊かな森を演出している。

 家族3人で札幌市から訪れた会社員藤田和己さん(43)は「段ボールの動物がとても精巧でびっくりした」と笑顔。長男の伊織君(3)も全長1・8メートルのガラパゴスゾウガメ作品に「うわあ」と目を丸くしていた。

 6月16日まで。入場料は一般300円、大学・高校生200円。中学生以下無料。

50周年 笑顔届ける
苫バレエ研究所コンサート

 苫小牧バレエ研究所の創立50周年を記念したバレエコンサートが28日、苫小牧市文化会館で開かれた。園児と小学生18人がかわいらしい踊りなどを披露し、215人の観衆に笑顔を届けた。

 苫小牧バレエ研究所は1974年4月に創立。苫小牧文化祭など地域のイベントにも参加してきた。

 第1部のオリジナル作品「妖精の森2024」では子どもたちのあどけない、かわいらしさが目を引いた。第2部の「くるみ割り人形より『お菓子の国』」にはゲストダンサーとして札幌市在住の砂田蘭々さんが参加したほか、最後に市の公式キャラクター「とまチョップ」も登場してステージを沸かせた。

 出演した中原ゆず希さん(11)は「緊張したけれど、1番の踊りができた。楽しかった」と達成感を口にした。

 わが子の応援に駆け付けたという小松智彦さん(37)は「小さい子たちが一生懸命練習してきたのが伝わってきてほほ笑ましかった。合間の音楽でも楽しませてもらい、充実した2時間だった」と振り返った。愛娘の演技については「集中して腕もしっかりと伸びていたし、頑張っていた」と目を細めた。

 バレエステージの合間には、市内在住のクラリネット奏者黒岩真美さんらや苫小牧市民吹奏楽団が演奏を披露し、会場を盛り上げた。

朗読劇や音楽ステージ
イオンモールでイベント開催

 イオンモール苫小牧では27日から29日までの3日間、苫小牧市在住の歌手で「とまこまい観光大使」の門田しほりさん企画のGWイベントが開かれた。28日は朗読劇や音楽ステージなどが繰り広げられ、買い物客らを楽しませていた。

 地元の演劇集団「群’73」による朗読劇では、声優が複数の役を演じながら言葉で巧みに情感を伝えるとともにステージで剣士役が迫力満点の刀さばきを披露。大きな拍手が送られていた。

 白老町から足を運んだ登別明日中等教育学校2年の石田柚貴さん(13)は「(群の演劇は)何度か見たことがあるが、刀さばきや1人で何役もこなせるスキルが素晴らしい」と感心していた。

 須藤夏菜子代表は「単純な演劇ではなく、通りすがりの人も楽しめるように―と考えた。座って最後まで見てくれた人もいてすごくよかった」と喜んだ。

 音楽ステージでは、門田さんらが熱唱。苫小牧高専書道部による書道パフォーマンスで、部員たちが大筆などで迫力満点の文字を書き上げる姿も目を引いていた。

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