プロボクシングでスーパーバンタム級の世界4団体統一王座を防衛した井上尚弥(大橋)が7日、横浜市の所属ジムで記者会見し、34年ぶりの東京ドーム開催を制したことについて「歴史に残る日になった。集大成ではなく、今後のキャリアを加速させる一戦だった」と振り返った。
6日の試合では1回にプロ27戦目で初めてダウンを喫したが、すぐ盛り返して6回TKO勝ち。「ダウンが自分をハイテンションにさせた。すごく楽しかった」と語った。
一方でファンにはダウンの衝撃が大きく、井上尚は「SNSを見るたびにそのシーンが流れる。少しださい」と苦笑い。次戦は9月開催予定で、陣営はサム・グッドマン(オーストラリア)との対戦交渉を進めている。
国内中継を担ったアマゾン・プライム・ビデオは、昨年の野球ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の日本―米国を上回り、井上尚のKOシーンが最大ピーク視聴数を記録したと発表。大橋会長は「WBCは抜けないと思っていた。ボクシングは爆発力がすごい」と述べた。

















