ウポポイ誘客へ連携 登別洞爺広域観光圏協が総会 今年度事業計画を承認

ウポポイ誘客へ連携 登別洞爺広域観光圏協が総会 今年度事業計画を承認
年の事業計画を決めた総会

 北海道登別洞爺広域観光圏協議会(会長・小笠原春一登別市長)は8日、2024年度通常総会を伊達市のだて歴史の杜カルチャーセンターで開いた。白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の誘客促進を含め五つの柱からなる今年度事業計画を承認した。

 小笠原会長は「ウポポイの年間来場者100万人達成は、広域観光圏の課題。国道の拡幅にもつなげていきたい」とあいさつ。

 事業計画を審議し、重点戦略の柱を(1)国内外への情報発信(2)ターゲットを明確にした国内誘客(3)ウポポイへの誘客促進(4)オーバーツーリズム解消実証事業(5)人材育成と地域イベント連携―とし、連携を強化していくことを確認した。

 (1)はガイドブックの改訂と増刷や東北地域からのフェリーを利用した誘客促進事業。(2)は首都圏での観光PRイベントへの参加や国、北海道観光振興機構と連携した商談会、セミナーへの参加。(3)には、9月26~29日に東京で開かれる「ツーリズムエキスポジャパン2024」にアイヌ民族文化財団と共に参加することを盛り込んだ。

 (4)では、年度内に登別温泉と洞爺湖温泉の両路線バスを使い、JR駅での混雑の緩和、観光客の生活交通からの分散、輸送力強化を目的とした実証実験を行う。

 出席した大塩英男白老町長は同協議会のウポポイ誘客への協力に感謝し、「広域観光圏と連携し、誘客活動をしっかり進めたい」と語った。

 同協議会は、登別、室蘭、伊達の3市と白老、壮瞥、洞爺湖、豊浦の4町、観光、文化、交通、運輸、1次産業、環境関係団体など計25団体による組織。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る