町民センター改修工事 JVとの協議で異例の随意契約 安平町議会臨時会

町民センター改修工事 JVとの協議で異例の随意契約 安平町議会臨時会

 安平町議会は9日、臨時会を開き、町民センター改修建築主体工事や追分小学校の空調設備設置工事の請負契約など議案4件を可決して閉会した。同センター改修の建築主体工事と機械設備工事の請負契約は2回の入札でも落札に至らず、町が参加JV(共同企業体)と協議して随意契約を結ぶ異例のケースとなった。

 主体工事は1回目の入札でJV5社のうち1社が適正工事の最低ラインとする最低制限価格を下回り、4社が予算上の上限とする予定価格を上回った。2回目の入札は3社が辞退し、2社が同額となった。このため協議の結果、藤建設・島崎経常建設共同企業体と5億4780万円で随意契約を結んだ。

 機械設備工事は1回目の入札でJV4社が参加したが、いずれも最低制限価格を下回った。2回目の入札で3社が辞退し、参加した進興・廣和経常建設共同企業体と協議の上、3億4100万円で随意契約した。

 町議からは異論が相次ぎ、1件は議長裁決で可決された。町は「大変まれなケースとなったが、行政実例と地方公共団体契約実務ハンドブックに基づき執行した」と説明している。

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