「母の日」商戦大詰め 感謝の気持ち贈る

カーネーション主体のアレンジメントをアピール=HANACHO

 苫小牧市内の生花店や菓子店、ギフト店などで、母の日(12日)に向けた商戦が大詰めを迎えている。エネルギーや原材料などの価格高騰が長引く中、各店は価格の設定などに悩みつつ、母親に感謝の気持ちを伝えてもらおうと、求めやすい工夫や品ぞろえに注力している。

 生活雑貨やギフトなどを扱う千鳥屋(表町)は、湯のみや茶わんなど食器のセット、2640円からを贈り物として提案。板谷剛会長は「以前は『こういう物を贈りたい』と目的を持って来店する客が多かったが、今は『何かないか』と探しに来る人が多い印象」と話す。利用客がプレゼントに使う金額は変わっていないといい、3000円前後のセット商品が好評だ。

 お菓子の家ポムメリィ(豊川町)は、赤いカーネーションを連想させるイチゴ菓子が人気。岡林たえこオーナーは、母の日ギフトの「いちごと木いちごのシャルロット」(2800円)、「いちごのタルト」(2300円)などを薦めるが、「材料費が上がっており、4月に値上げに踏み切ったが、まだ苦しい」と明かす。

 商品の一部で20~200円値上げした一方、一口サイズの「シュークリーム」(100円)、「まるごといちごのシュークリーム」(150円)を好みの数だけ並べて飾ったり、単品ケーキにメッセージ入りチョコレートを添えたりと、予算に合わせた有料サービスも用意。「大切なイベントにケーキを選んでもらえるのはうれしいこと。求めやすい工夫をしている」と話す。

 生花店Flower Shop HANACHO(ハナチョウ、若草町)の佐々木知美店長は「コロナ禍ではフラワーギフト配送の注文が多かったが、今年は動きが遅い」と分析しつつ「直前の駆け込み需要に期待」と強調する。売れ筋はカーネーションを主にしたアレンジメントや花束など、3300円~5500円の価格帯。流行は原色のビビッドカラー、くすみカラー、濃い色だが、定番人気は黄色とオレンジという。

 一方、燃料価格の高騰などの影響は続き、「昨年ぐらいからじわじわと仕入れ値が上がっている」と苦慮する。母の日向けの花の市場価格は、コロナ前と比べておおむね1~2割高だが、同店はギフト商品の価格帯は据え置きし、組み合わせで見栄えが変わらないよう工夫を凝らしている。

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