道栄、室栄に3-4惜敗 春季道高校野球室蘭支部予選

2回戦〔道栄―室栄〕道栄4回無死、1走の加藤が好送球に2盗を阻まれる=9日、とましんスタジアム

 第63回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第2日は9日、とましんスタジアム=苫小牧市=で2回戦3試合が行われた。東胆振勢は駒大苫小牧が室蘭東翔に7―0で七回コールド、北海道栄は室蘭栄に3―4で敗れた。道大谷室蘭は伊達開来を3―0で退けた。第3日の10日は同球場で続く2回戦が行われ、苫小牧東が8-1の七回コールドで室蘭清水丘を下した。
 (10日)
▽2回戦
室蘭清水丘
0000010―1
400301X―8
苫小牧東
(七回コールド)
(室)原口、髙橋―五十嵐
(苫)堀、前川、原―竹田
🉂児玉、笠原(室)堀2、原、神田(苫)
(9日)
 ▽2回戦
室蘭東翔
0000000―0
020122X―7
駒大苫小牧
(七回コールド)
(室)八木、叶内―本間
(駒)寺田、大槌、太田―小池
🉂小林、茶木、酒巻(苫)
 継投で相手を寄せ付けなかった駒大苫が圧勝した。先発寺田は5回無安打11奪三振の好投。続く大槌、太田も室東翔を無安打に抑えた。打線も二回に1番小林の2点適時打で先制。その後も効果的に追加点を挙げた。
伊達開来
000000000―0
00000102X―3
北海道大谷室蘭
(伊)奥村―鈴木
(北)工藤大―富山
🉂梅村(伊)冨樫、渡邉(北)
北海道栄
100000110―3
00000400X―4
室蘭栄
(北)平野、小原、三橋―高村
(室)今谷―住吉
🉂住吉(室)

―道栄―先制点、守り切れず
 中盤に逆転された道栄が惜敗した。一回に下山の三塁強襲の当たりで先制したが、六回に反撃を喫して4失点。七回に木下の適時打、八回には敵失で追い上げたが、室栄完投の今谷に阻まれた。
 一回にもぎとった1点の先行を守り切れなかった道栄の糸瀬監督は試合を振り返り、「今の実力が出た試合」と語った。打線は好投する室栄主戦の今谷を攻略できず、流れを呼び込めないまま、中盤に覆されてからは一転して差を詰められなかった。「きょうの内容なら5、6点取るような打線が要る。最後まで諦めないチームをつくりたい」と言う。小林主将は終盤の攻撃で「チャンスに一本が出なかった」と悔やしそうだった。「夏に向けて一日一日、一から取り組めるよう考え直していく」と誓った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る