スカットボールで活性化 老人クラブ錦翁会 苫小牧

スカットボールで活性化 老人クラブ錦翁会 苫小牧
スカットボールを楽しむスプリングタウン錦翁会の会員たち。会場は熱気と笑顔にあふれていた

 苫小牧市西部の老人クラブ、スプリングタウン錦翁会(木幡久志会長)は、スティックでボールを打って得点穴に入れるゲーム「スカットボール」を通じた会員交流に力を入れている。コロナ禍で減った交流の時間を取り戻そうと昨年春に始めたところ、大好評。毎回30人以上が集まり声援を送り合ったり、好プレーをたたえ合ったりして絆を強めている。

 スカットボールは12個の穴が開いた板にスティックでボールを多く入れ、穴のそばに書かれた得点の合計を競うゲーム。強い力や素早い動作を必要としないため、高齢者を中心に新しいレクリエーション種目として注目を集めている。

 錦翁会は用具一式をそろえ、例会や誕生日会といった会合の後にゲームを実施。1人ずつ順番に10球打ち、自分の得点が確定したら随時解散―というスタイルで行っている。

 技術だけではなく、時の運にも左右される競技だけに毎回大盛り上がり。2月末には1年間の得点を合算し、表彰式を行ったという。

 2022年秋ごろ、誰でも参加できるレクリエーション活動を検討していた役員らが市社会福祉協議会から用具を借り受け体験してみたところ「これは楽しい」と導入を決定。早速用具を購入し活動に組み込むと、すぐに会員の間で定着したという。

 木幡会長は「以前は会合が終わったらみんなすぐに帰ってしまったけど、スカットボールを始めてからはそのまま会場に残る人が増えた。会話も自然と増えている」と手応えを語る。

 コロナ禍の数年で、高齢化が一段と進行。市内の老人クラブは会員数の減少や役員の成り手不足などで2019年度から23年度までに、市内では6クラブが活動を休止または解散した。

 例会に加え、マージャンやカラオケ、パークゴルフのサークル活動、ウオーキング大会、紅葉鑑賞、イチゴ狩りなど活発に事業展開してきた錦翁会もコロナ禍に伴う活動停滞で会員数が伸び悩んでいたという。

 市老人クラブ連合会の西野茂樹会長は「老人クラブ活動の維持は全市的な課題で、新たな工夫が求められている」と指摘。木幡会長は「老人クラブ活動を絶やさないよう、これからも楽しくスカットボールを続けていきたい」と意気込む。

 市社協は、地域福祉活動を担う個人や団体にレクリエーション用具を貸し出す「ふくしレクリエーション物品貸し出し」事業の一環で、今年度もスカットボールの用具貸し出しを行っている。

 問い合わせは市社協 電話0144(32)7111。

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