23年度売上高134億円 前年度比5・6%減 アイシン北海道

23年度売上高134億円 前年度比5・6%減 アイシン北海道

 苫小牧市柏原の自動車部品製造業アイシン北海道(加藤裕次社長)の売上高は2023年度、前年度比5・6%減の134億円だった。2年連続で130億円を超えたが、生産台数も2・7%減の767万台で、創業以来最高だった22年度の実績を下回った。今年度は新部品の生産開始を追い風に、売上高は139億円の増収と見込んでいる。

 生産部品の主な内訳は、油圧を制御する「バルブボデー」が約441万台、エンジン内で動力を伝える部品を保護する「タイミングチェーンケース」が約109万台、無段変速機カバーのリアケースが約130万台、エンジン内を冷やす「ウオーターポンプ」が32万台など。

 新型コロナ禍による半導体不足の影響から順調に回復する一方、同社は認証試験不正問題で車両生産を止めたダイハツ工業(大阪府)向けの部品も生産していたため、同社は「当初計画から数字が下がる厳しい年だった」と総括。6月にはトヨタ自動車(愛知県)も同問題で一部車種の生産を止めたが、これら業界大手の生産動向に左右される現状がある。

 一方、今年1月からトヨタの次世代エンジン「第5世代」ハイブリッド車向けのリアカバーも生産しているが、増収効果が表れるのは24年度決算から。月産1万台でスタートしたが、今後は同2万台まで増産する予定で、能力増強の設備投資も考えている。

 さらにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)を計画的に進めるため、25年度にも太陽光発電設備をPPA(電力販売契約、事業者が太陽光パネルを設置し、同社が電気料金を支払う仕組み)で導入する計画。同社は「現場が中心の活動、足元固めをしながら競争力を高めていく」と強調している。

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