あすからSDM 作業員延べ11万人動員 出光道製油所

あすからSDM 作業員延べ11万人動員 出光道製油所
SDMの準備が進む製油所構内

 苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(原英之所長)は12日から、4年に1度の大規模な定期補修工事、シャットダウンメンテナンス(SDM)を始める。今年は道内外から作業員延べ11万人を動員する計画で、ピーク時の今月下旬には1日当たり約4000人が作業に従事。同製油所は「安全第一を最優先に、事故のないように進めたい」としている。

 SDMは国が法律で定めている保安検査。同製油所は4年に1回、全装置の運転を止め、設備の点検や検査、修理をはじめ、回復工事や性能強化も実施している。4年前の2020年は、道や市が新型コロナウイルス感染症対策を求め、法定点検と安全・安定操業に必要な工事に限定し、作業員数も1日平均約1300人に絞った。

 今年のSDMは、コロナ感染症の5類移行も踏まえ、感染症対策の制限もなく展開する。機械を止めないと点検できない変電所などの電気設備や熱交換器の点検、集合煙突内部の点検・補修、触媒の交換などを予定しており、総事業費は約130億円を見込む。

 作業員も道内外の協力会社34社から延べ11万人、1日平均約1700人を動員する。6月から構内の装置を順次停止しながら備えている。12日からプラントの全装置が止まり、工事ピークは今月末ごろを予定。工期は9月末までだが、同中旬から徐々に装置を再稼働する。

 製油所構内にはプレハブが立ち並ぶ。コンビニエンスストアのローソンや開発ストアなどが臨時出店し、作業員の昼食などを提供しているほか、各協力会社の事務所や会議室、休憩スペースなどを完備。作業員が点検や工事に集中できる環境を整え、構内は4年に1度の活況に包まれている。

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