まちのPR効果に手応え 苫小牧市、プロ野球冠協賛試合を初開催

冠協賛試合に合わせて行われたセレモニー(苫小牧市提供)

 苫小牧市が初の試みとして開催したプロ野球・千葉ロッテマリーンズの冠協賛試合「W Port City(ダブルポートシティー)苫小牧スペシャルナイター」(10日、ZOZOマリンスタジアム=千葉市)。当日は苫小牧をアピールするコーナーや特産品を販売するブースを設けたほか、球場のスクリーンでまちを紹介した。平日にもかかわらず2万人を超える観客が訪れ、市の担当者は「シティプロモーションに大きな効果があった」と手応えを語る。

 冠協賛試合は、首都圏向けに市への移住・定住促進や関係人口拡大を図る事業。苫小牧出身の菊地吏玖投手がロッテに所属する縁で、市は4月にロッテとスポンサーシップ契約を結び、ロッテのホームゲームとなるこの試合の命名権を取得していた。

 当日は球場の外でホッキ貝を使ったカレーやシチューを販売したほか、銘菓よいとまけや市公式キャラクターをかたどった「とまチョップサブレ」などの特産品を並べたブースを設置。9月7、8両日に開催される複合型イベント「TOMAKOMAI MIRAI FEST(トマコマイミライフェスト)」やふるさと納税もPRした。とまチョップもステージイベントに参加し、盛り上げに一役買った。

 試合は初回からロッテ打線が爆発し、18―5で大勝。ファーストピッチ(始球式)は拓進小5年の佐藤光士郎君(10)が務め、見事に大役を果たした。

 この日は天候にも恵まれ、2万1511人の観衆が来場し、市政策推進課の担当者は「各ブースに大勢の方が並び、商品もたくさん売れた。ファーストピッチもいい球を投げていたし、かなり盛り上がった」と喜ぶ。「今回の検証も行い、効果があると判断されれば来年以降の継続もあり得るのでは」と話している。

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