苫小牧市ウトナイ北の土木建設業、山口工業所(山口志郎社長)が、若い世代の雇用管理が優良な企業として、厚生労働大臣から「ユースエール企業」に認定された。苫小牧公共職業安定所管内(東胆振1市4町、日高町、平取町)では初の認定となり、道内では38番目。12日、齊藤敏純所長が同所で山口社長に認定通知書を伝達した。
ユースエール企業は従業員300人以下の中小企業のうち、▽学卒者や35歳以下の若い世代の求人に積極的▽前年度の正社員の有給休暇年間取得日数が平均10日以上▽前年度の正社員の残業時間が月平均20時間以下―などの条件を満たした場合に認定される。
若者雇用促進法に基づき2015年に始まった制度で、認定企業についてはハローワークが重点的に求人情報をPRする。同社は6月20日付で認定を受けた。
同日、道労働局長から認定通知書を受け取った山口社長は「業界全体を取り巻く環境などもあって求人を出しても人が集まらなかった過去を踏まえ、働きやすい職場づくりに力を入れてきた」と説明。完全週休2日制を取り入れたほか、山口真志常務が中心となって会社側から残業時間の抑制や有給休暇を効率的に取得するよう従業員に働き掛けたという。
従業員の努力や成果を公平に反映できるよう評価基準の見直しも進めており、山口社長は「能力と魅力の向上を会社のスローガンに掲げている。若い人に元気に働いてもらえれば」と話す。
昨年度、同所管内の新規高校卒業者に対する求人倍率は過去最高水準の2・26倍で、齊藤所長は「売り手市場が続いている」と強調。今年度も高卒者の就職活動が始まっており「若手の採用や育成に前向きな優良企業をPRし、1人でも多くの地元就職を支援していきたい」と語る。
















