無差別殺傷事件を想定した防犯訓練が22日、苫小牧市柳町の商業施設イオンモール苫小牧で行われた。店員ら約60人が参加し、苫小牧署の協力で暴漢への対応のポイントを学んだ。
今年6月、大分県の商業施設で女性客が男に刃物で刺され、亡くなった事件などを受け、同署と合同で企画した。
訓練は、開店時間前の午前8時、モール内の専門店街で行われた。
犯人役の署員に突然ナイフで切り付けられる客役の男性が「痛い」と叫ぶと、参加者は「離れて下さい」と客を誘導したり、買い物カートで男の周りにバリケードを張ったりした。
警備員がさすまたを犯人に向けながら「凶器を捨てろ」と声掛けし、警察官が着くまでの時間を稼いだ。
参加者は最後に、さすまたの使い方講習を受講。モール内の雑貨店で働く鈴木優菜さん(23)は「緊張感のある訓練で学ぶことが多かった」と気を引き締めた。
「学んだことを復習したい」とイオン苫小牧店の松下秀樹店長。同署の冨士本学生活安全課長は「対象者から目を離さず、安全確保を優先してほしい」と話していた。
















