マレーシアの上級技術訓練センターの教員6人は16~26日、苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)で高専教育について学ぶ研修を受けた。独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じた取り組みで、25日は同校の装置を使い、機械工学の実験を行った。
同国政府は製造業のデジタル化を支える人材育成が急務とし、理論と実践の効果的な授業を展開する日本の高専教育に着目。要請を受けたJICAは2022年度から3カ年計画で、全国の高専5校に研修の受け入れを依頼していた。
今年度は苫高専の授業や課外活動の見学、実験の体験、職員との懇談、演習などを実施した。同日は創造工学科の高澤幸治准教授の指導で、鉄鋼素材をハンマーで破壊し、必要なエネルギーが温度によってどのように変化するかを数値化する実験を体験。教員らは高澤准教授に質問しながら、積極的に取り組んだ。
スズリン・ネリーさん(45)は「苫小牧高専の教育システムや指導方法、文化などを深く理解することができた。指導のプロセスを段階的に見ることができ、研修に参加できたのはとても幸運だ」と話した。
















