日本政策金融公庫札幌支店は、2024年4~6月期の道内中小企業動向調査結果を発表した。中小企業(従業員20人以上)の業況判断DI(業績が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は、前期(24年1~3月期)から11.3ポイント低下してマイナス2.9となり、マイナス水準に転じた。同支店は「中小企業の景況は、持ち直しの動きにやや足踏み感が見られる」と分析している。
業況判断DIは、製造業が前期から2.1ポイント低下してマイナス3.3。非製造業も18.5ポイント低下してマイナス3.9となった。
売り上げDIは、前期から2.0ポイント低下し7.5となり、3期連続で悪化。純益率DIも5.7ポイント低下してマイナス9.9と2期連続で悪化した。
当面の経営上の問題点では、「原材料高」が28.6%で最多。これに「売り上げ・受注の停滞、減少」(27.3%)が続いた。
一方、小規模企業(従業員20人未満)の業況判断DIは、前期から1・5ポイント上昇してマイナス20.0となり、3期ぶりに改善した。売り上げDIは6.6ポイント低下してマイナス12.0。採算DIは0.1ポイント上昇してマイナス15.5となった。
小規模企業の景況について、同支店では「持ち直しの動きに足踏みが見られる」と指摘している。
調査は同公庫の取引先の中小企業478社、小規模企業461社を対象に6月中旬に実施。中小企業209社(回答率43.7%)、小規模企業271社(同58.8%)から回答を得た。
















