帝国データ札支店 2カ月連続で改善 7月の道内景況 1年ぶり全国上回る

帝国データ札支店 2カ月連続で改善 7月の道内景況 1年ぶり全国上回る

 帝国データバンク札幌支店は、7月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月から1・3ポイント増の44・1となり、2カ月連続で改善した。業界別では建設など7業界で改善、金融など2業界で悪化した。

 全国(43・8)との比較では0・3ポイント上回った。景気DIが全国平均を上回るのは2023年7月以来、1年ぶり。

 企業の規模別では、大企業が前月から0・9ポイント増の45・5となり、2カ月連続で改善。中小企業は1・3ポイント増の43・8となって2カ月連続で改善した。中小企業のうち小規模企業も1・7ポイント増の44となり、3カ月連続で改善。大企業と中小企業の格差は1・7ポイントで、前月から0・4ポイント縮小している。

 業界別では建設、不動産、製造、卸売り、小売り、運輸・倉庫、サービスの7業界が前月から改善した。景気DIが最も高いのは建設で、1・5ポイント増の47・1となり、2カ月ぶりに改善。サービスも1・8ポイント増の44・1となって4カ月ぶりに改善した。

 一方、農・林・水産と金融の2業界は悪化した。農・林・水産は前月から0・7ポイント減の40・0となり、9業界中、最も低いDIとなっている。

 先行き見通しでは、「3カ月後」が46・7(前月調査45・0)、「6カ月後」が45・5(同44・2)、「1年後」が46・0(同43・9)。3指標とも前月調査から改善予想となった。

 企業からは「道内大型工事が堅調であり、今年度については業務多忙が継続の見通し」(建設)、「インバウンド(訪日客)が好調」(飲食店)との声が寄せられる一方、「仕事はあるものの、人手不足による不安要素が大きい」(機械・器具卸売)との声も聞かれる。

 調査は7月18~31日に、道内企業1149社を対象にインターネットで実施。517社から回答を得た。回答率45・0%。

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