大谷、6人目の快挙目前 月内にも「40本塁打、40盗塁」 米大リーグ

大谷、6人目の快挙目前 月内にも「40本塁打、40盗塁」 米大リーグ
ブルワーズ戦でソロ本塁打を放ったドジャースの大谷=13日、ミルウォーキー(AFP時事)

 【ミルウォーキー時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の新たな快挙達成が近づいてきた。13日時点で今季37本塁打、33盗塁を記録し、メジャー史上5人しかいない「40本塁打、40盗塁」が目前。今月中にも到達しそうな勢いだ。

 大谷は7月21日のレッドソックス戦で30号本塁打をマーク。8月3日のアスレチックス戦で3盗塁を記録し、日本選手で初めて「30本塁打、30盗塁」をクリアした。大リーグ公式サイトによると、出場108試合目での到達は史上3番目の早さだった。

 昨季は44本で初の本塁打王に輝くなど、長打力は以前から突出していたが、今季の特筆すべき点は盗塁数の増加。これまで自己最多だった2021年の26個を早々に上回った。昨年9月に右肘手術を受け、今季はマウンドに立たず打者に専念していることが積極的に走れる背景にあり、春のキャンプの個人練習では負荷をかけたダッシュやスタートの切り方の練習に精力的に取り組んだ。「盗塁は高い確率でいける(成功できる)と思った時にいければ、勝利に貢献できる確率は高くなる」と意識している。

 大谷以前に46人が記録した「30本塁打、30盗塁」に比べ、「40本塁打、40盗塁」は達成者が少なく難易度が一気に上がる。その顔触れは、1988年のホセ・カンセコ、96年のバリー・ボンズ、98年のアレックス・ロドリゲス、06年のアルフォンソ・ソリアーノ、23年のロナルド・アクーニャ。パワーとスピードを兼ね備えた超一流選手の勲章と言えるが、大谷にはその水準を上回る史上初の「50本塁打、40盗塁」などの可能性も十分ありそうだ。

大谷、二盗決める 鈴木は四回に三塁打

 【ミルウォーキー時事】米大リーグは14日、各地で行われ、ドジャースの大谷はブルワーズ戦に1番指名打者(DH)で出場し、二回に四球を選んで二盗と三盗を決め、今季35盗塁とした。

 カブスの鈴木はガーディアンズ戦に3番右翼で出て、四回に三塁打を放った。レッドソックスの吉田はレンジャーズ戦に3番DHで出場し、4打数3安打。

大谷、捕手 座らせ投球 球速は140キロ越え

 ●昨年9月に右肘手術を受け、来季の投手復帰を目指すドジャースの大谷が、手術後初めて捕手を座らせてキャッチボールを行った。ブルワーズ戦前に平地で12球。力の入った球を投げた際には声を出し、球速は140キロ以上出ていた。練習が終わると笑顔を見せた。

 大谷は今季は打者に専念。投手としては3月にキャッチボールを再開し、基本的には1日置きに投げている。

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