苫小牧市表町の飲食ビルで、白老町出身の元小学校教諭笹原義広さん(59)が営む飲食店「放課後居酒屋部室」。ユニークな店名とリーズナブルな酒、料理で静かな人気を集めており、笹原さんは「人のつながりが生まれる場所を提供したい」と話す。
笹原さんは、旧室蘭天沢小を皮切りに胆振管内の小学校に勤務してきたが、「体が動くうちに新たな事に挑戦したい」と今年3月、苫小牧錦岡小学校で33年の教員生活に終止符を打った。飲食店を始める考えはなかったが、古くからの知人や教え子らの熱心な誘いもあって開業を決意。「人に頼まれたら断れないたち」と笑う。
「部室」は8年前、74歳で亡くなった母洋美さんが白老町萩野で3年ほど経営した店の名前。教え子たちがそれに「放課後居酒屋」を付け足し、6月1日に開業した。「部室に立ち寄るような感覚で、気軽に足を運んでほしい。人がわいわい集う場にしたい」と笹原さん。30~40代になった教え子らが足しげく通い、近隣のオフィスビルからの来店者も増え始めた。
教員になる前の20代前半、水産加工会社で働いた経験があり、店で提供する魚介類は「白老の漁師や札幌の市場から新鮮な物を仕入れている」という。「お薦めは刺し身や焼き魚だが、研究を重ねた玉子焼きもぜひ味わって」とPRする。
メニューは、串なし焼き鳥(600円)、チーズ盛り(800円)といった単品のほか、客の予算、好みに合わせた1000~3000円のおまかせコースが人気。日本酒好きの笹原さんが厳選した東北、近畿地方の純米吟醸酒も1杯500円からとリーズナブルだ。
開店から間もなく3カ月。「面白い名前の店がある」とのうわさを聞き付け、新規の予約が入ることも。来店者同士が趣味の話で盛り上がり、釣り部や料理部、ゴルフ部など部活動を立ち上げる構想も浮上しているという。
草野球のチームメートで白老町栄町の町議佐藤雄大さん(31)も常連客で「初めのカウンター席でも、店主が客同士をつなげてくれるので楽しく過ごせる」と太鼓判を押す。
市内表町2の大東表町ビル2階。営業時間は午後6時~同11時。不定休。問い合わせは笹原さん 携帯電話070(4214)5537。
















