サラブレッド1歳馬の競り市「サマーセール」が19日、新ひだか町静内神森の北海道市場で開幕した。24日まで6日間の日程で1265頭(牡672頭、牝593頭)が上場登録している。
サマーセールは、日高軽種馬農協が主催する5月のトレーニングから10月のオータムまで5セールの中で、上場頭数と売上額が最大の競り市。昨年は上場1368頭のうち1068頭(売却率78.07%)が売却され、売却総額は82億5935万円と4年連続で同セールの過去最高額を記録する取引となった。
19日の競りには204頭が上場。21日は注目の静内農業高校生産馬「マドリガルスコア2023・船夢『のあ』」(父ミスチヴィアスアレックス)と「ナリタトップスター2023・空翔『つばさ』」(父アニマルキングダム)の2頭が上場され、それぞれ落札された。
初日は午前11時30分からの競り開始を前に、市場長の古川雅且日高軽種馬農協組合長が「猛暑対策として空調設備の整備などを行い、本日から6日間の開催。最終日まで多数の良質馬が上場されるので、活発な競りの声掛けに期待をしている」とあいさつ。
競りでは購買希望者が活発に競り上げ、注目馬に熱い視線を送っていた。サマーセールは6日間とも午前8時30分から展示、午前11時30分から競りを開始している。

















