安平町の早来学園をメイン会場に21、22両日、「あびら教育フォーラム」が開かれた。教育に関する講演や座談会、公開討論会などが行われ、来場者は教育、子育てを中心に進められている同町のまちづくりについて考えた。
同町や全国の地方で事業を展開するまちづくり会社「Founding Base(ファウンディングベース)」が主催した。
初日は、町内外から約160人が参加。文部科学省初等中等教育局教育課程課学校教育官の岩岡寛人氏が「子どもも教職員もワクワクする学校づくりに向けて」をテーマに講演した。神奈川県鎌倉市で教育長を務めた経験から、ふるさと納税の仕組みを利用して資金を調達し、企業、大学、NPOと連携した学習を展開した経緯を説明。「子どもと教師の出会いから生まれるわくわくを町全体で応援することが大事。その仕組みを(安平でも)整えてほしい」と呼び掛けた。
この後、及川秀一郎町長、桜井恒美唄市長、大西正紀えりも町長、オホーツク管内美幌町の平野浩司町長による首長座談会を実施。それぞれ、人口減少の中、社会教育の充実やコミュニティースペースの設置などに取り組んでいることを紹介した。
22日は、公開討論会と参加型ワークショップが行われ、独自の社会教育事業を進めるなど、教育を軸にした安平町のまちづくりについて意見を交わした。

















