次代半導体の量産化を目指すラピダス(東京)が工場の建設を進める千歳市には、同社が立地を表明した2023年2月以降、半導体関連企業の進出が相次いでいる。半導体関連でこれまでに工場・倉庫が5社(ラピダスを含む)、事務所6社となった。
工場・倉庫は、23年9月に半導体製造装置内配管と関連部品製造のテクノウェル(東京)が市内向陽台の臨空工業団地に、同じく倉庫業の日本エスコン(東京)が市内上長都の第4工業団地に、24年4月には工場向け集じん・脱臭用塩ビダクト製作・取り付け事業のクリーンテクノ(福井県鯖江市)が臨空工業団地、水処理エンジニアリングのオルガノ(東京)が市内流通の流通業務団地に立地を決めている。
事務所は、今年4月に半導体製造装置保守業務の内外テック(東京)と子会社の内外エレクトロニクス(同)が市内寿に、一般財団法人材料科学技術振興財団(東京)は市内柏台南、6月には半導体製造用イオン注入装置製造・販売のアクセリス・テクノロジー(東京)が寿にサービス拠点を設ける。7月には電気通信事業のNTTコミュニケーションズ(東京)と情報通信機器製造のNTTイノベーティブデバイス(同)が共同で市内末広に事務所を置いた。
ほかにも複数の企業が工場や事務所の開設に向けて動いている。
同市産業振興部産業支援室企業振興課によると、市内の企業進出は、23年度が16社、24年度は5月末時点で3社。23年度は市の誘致目標(年5社)を大きく上回った。市は「ラピダスの進出で千歳の認知度が高まった。道外からの問い合わせは落ち着いたものの、進出の意向が強い企業との協議は続いており、今後も進出企業の増加が見込まれる」としている。
















