苫小牧市双葉町の会社員黒澤俊陽さん(53)は今月、体のゆがみを整え、腰痛や肩凝り、頭痛といった不調を和らげる背骨コンディショニングの出張型教室「背骨の黒さん」を開業した。自身も交通事故後、長年にわたって不調に悩まされてきたが、背骨コンディショニングで体調が改善した経験がある。「体につらさを感じている人の力になれれば」と意気込む。
背骨コンディショニングは、指導者による手技や体操、筋力トレーニングなどで骨のずれを正す方法。肩凝りや腰痛、頭痛、関節の痛み、冷えやむくみなどの改善・緩和を目指すもので、一般社団法人背骨コンディショニング協会(大阪)が提唱している。
黒澤さんは2014年、車の運転中に後続車に追突されてから、首や頭の痛みに悩まされるように。脳脊髄液減少症と診断されて治療を受けても治らず、「一生痛みと付き合うしかない」と諦めていたという。
しかし、16年に背骨コンディショニングを体験したところ、何をしても治まらなかった痛みが解消されるのを実感。ぎっくり腰になって腰の曲げ伸ばしが一切できなくなった時も、背骨コンディショニング創始者の日野秀彦さんの矯正を受けて劇的に改善された。この経験から本格的に学び始め、同年秋にインストラクターの資格を取得した。
その後は仕事の傍ら、市内で体操教室を開催。上位資格のパーソナルトレーナーも取得し、公共施設で実施される市の生涯学習講座の講師も務めるように。指導した人は1300人を超え、中には歩くのがやっとだった人が旅行を楽しめるようになったり、スポーツのパフォーマンスが向上したりした人もいるという。
今年5月に、勤務している会社が副業を認めたことから起業を決断。料金設定や予約システムなどの準備を整え、今月1日、正式に開業した。会社員と「背骨の黒さん」の二足のわらじを履く決意を込め、11日には市内の墨絵アーティスト・藍禅(あいぜん)さん直筆の看板も自宅の壁に掲げた。
黒澤さんは「自分のように何をしても痛みが治まらず、諦めている人も多いはず。まずは一度、相談してほしい」と話す。
出張スタイルが基本で、背骨矯正は大人4000円、大学生・専門学校生3000円、高校生・中学生2000円、小学生1000円。初回は半額で体験することもできる。
問い合わせは黒澤さん 携帯電話090(5073)8678。
















