苫小牧市錦西町の北洋大学で23、25の両日、むかわ町国保穂別診療所副所長で同大客員教授の香山リカさん(64)による市民向け集中講義「科学技術と社会―インターネットの”闇”の心理学と対策」が行われた。初日の23日は学生や市民計30人が受講し、香山さんは「自分を客観視するメタ認知能力を養うことが(偽情報に)だまされないための武器になる」と述べた。
香山さんはSNSやネットで、利用者の関心が高い情報が優先的に表示されるフィルターバブルの危険性を指摘。「新聞には自分の関心事ばかりではなく、さまざまな情報がある」と語り、客観的な認知能力を高めるメリットを解説した。受講者らは関心事以外の情報に触れる大切さを学んだ。
新中野町の主婦水野雅子さん(62)は「自分がネット上のフィルターバブルの中にいることも理解できた。さまざまな情報が入る紙媒体の良さも分かった」と話し、SNSをよく利用するという同大1年の渋谷明日花さん(18)は「SNSの偽情報を信じそうになる。広く浅く情報を得ることの大切さを知ることができた」と感想を述べた。
集中講義は31日午前9時~午後5時にも無料で行われ、自由に聴講できる。
















