苫小牧東部地域でこれまでになかった医療分野の一大生産拠点、さらには世界へと展開する工場の誕生に、地元関係者からも喜びの声が上がった。記念パーティーでは新工場建設の構想も明らかになり、来賓らは祝辞で「苫東でさらなるプロジェクトを」などと期待を寄せた。
鈴木直道知事は新工場の開所に「計画を聞いてから現在に至るまで、一貫してプロジェクト実行に熱意を持って取り組んでもらった」と回顧。同社が当初から広大な用地を苫東に確保したことに触れ「未来を見据えてより良い関係が続けば」と力を込めた。
苫小牧市長職務代理者の木村淳副市長は「操業開始を心待ちにしていた」と歓迎。「本工場で製造される医療機器は、米国や中国などで利用の拡大が見込まれている。グローバル展開の一大生産拠点として重要な役割を担っていくと期待している」と強調し、「今後の企業進出にも大きな刺激になる」と展望した。
株式会社苫東の佐野成信専務も「苫東地区の陸海空の物流の要所である優位性を評価していただいた」などと感謝し、「『苫東』の名前を冠した工場稼働は大変光栄」。カネカが脱炭素の取り組みに積極的な姿勢を示していることに「GX(グリーントランスフォーメーション)にも配慮し、最先端の技術を取り入れた生産ブランドとして、苫東地域を代表するシンボリックな工場となる」などと述べ、今後のさらなる発展に願いを込めた。
















