鈴木知事が訪米成果発表 米施設と連携協定 複合拠点へ大きな一歩 半導体の製造・研究・人材育成

鈴木知事が訪米成果発表 米施設と連携協定 複合拠点へ大きな一歩 半導体の製造・研究・人材育成
初の米国訪問の成果を記者会見で語った鈴木知事=27日午後、道庁

 鈴木直道知事は27日、定例記者会見を開き、19~23日の日程で米国ニューヨーク州を初めて訪問した成果を発表した。「今回の訪問を契機に構築した関係を強固なものとしながら、半導体エコシステムの先進地であるニューヨーク州や米国最大の都市・ニューヨーク市の知見、活力を生かし、北海道に呼び込む」と強調し、「北海道の価値を生かしたウイン・ウインの関係をつくり上げて、両地域の発展を促進していきたい」との姿勢を示した。

 鈴木知事の訪米は、2019年の就任以来初めて。次世代半導体分野での連携協力、本道への投資促進、ホタテなど道産食品の輸出拡大が訪米の狙い。北海道新産業創造機構(略称ANIC=エイニック)の藤井裕理事長(道経連会長)や北海道日米協会の岩田圭剛会長(道商連会頭)、北大の寶金清博総長、ラピダス(東京)の小池淳義社長らも同行した。

 ニューヨーク州の州都オールバニで、ラピダスが連携する米IBMなどの半導体企業や研究機関が集積する産学官の複合施設「オールバニ・ナノテク・コンプレックス」などを視察。道とニューヨーク州経済開発公社、同施設を運営する「ニューヨーク・クリエイツ」の三者で連携協定を締結した。

 道は、次世代半導体の量産を目指すラピダスの千歳市進出を起爆剤に産学官が連携し、道内に半導体の製造、研究、人材育成を担う複合拠点の形成を目指している。知事は「今回のオールバニ訪問を通じて、半導体の製造、研究、人材育成が一体となった複合拠点の実現に向けて、現地との連携協力の枠組みを構築することができたと考えている」と述べ、大きな一歩となったとの認識を示した。

 また、「GX(グリーントランスフォーメーション)金融・資産運用特区」を契機とした道内への投資拡大に向けて、北米最大規模の日米の友好団体「ジャパン・ソサエティー」の役員や、ニューヨーク市政府幹部、ニューヨーク北海道人会と意見交換会や面談を実施した。

 知事は「北海道へのDX(デジタルトランスフォーメーション)、GXといった投資促進をはじめ、北海道の価値をニューヨークの方々に浸透させていくため、現地の視点ならではのアドバイスを頂いた」と説明。「両地域における今後の交流拡大に向けた協力を確認した」とし、「ニューヨーク市側からは日本における新たなパートナーとして、北海道への高い関心が示された」と述べた。

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