松山、36億円ボーナス懸け 年間王者へ、カギは体調回復 米男子ゴルフ

松山、36億円ボーナス懸け 年間王者へ、カギは体調回復 米男子ゴルフ
フェデックス・セントジュード選手権で優勝し、トロフィーを掲げる松山英樹=18日米テネシー州メンフィス(AFP時事)

 【ロサンゼルス時事】米男子ゴルフのプレーオフ最終戦、ツアー選手権は29日にジョージア州アトランタのイーストレークGC(パー71)で開幕する。ポイントランキングの上位30選手が出場し、そのランクに応じたスコアからスタートするハンディキャップ方式で争われ、3位の松山英樹は7アンダーで、1位のスコッティー・シェフラー(米国)とは3打差。逆転での年間王者は十分可能だ。勝者は2500万ドル(約36億円)の巨額ボーナスも得る。

 2月のジェネシス招待で優勝し、パリ五輪では銅メダルを獲得。8月15日からのプレーオフ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権で今季2勝目を挙げた。しかし、初日2位と好発進した第2戦のBMW選手権は2日目のスタート前に腰の負傷を理由に棄権。「風邪も引いてしまい、その影響で腰だけじゃなく、背中も首もちょっと痛くなってしまった。腰は少しずつ良くなっているが、まだ50~60%くらいなので不安はある」と説明する。

 1週間でどこまで体調を戻せるかが、カギになる。「3打差からスタートできるので、逆転したい気持ちはあるが、まずはティー(イングエリア)に立って、勝負できるところにいたい」

 昨年はけがもあって上位30人のツアー選手権に進めず、出場は9年連続で途絶えたが、今年は頂点を狙える位置から出る。歴代王者にツアーを代表する顔触れが並ぶビッグタイトルを獲得し、今季を最高の形で締めくくれるか。

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