道内企業のSDGs 50・9%が積極的 過去最高水準を維持 帝国データ

道内企業のSDGs 50・9%が積極的 過去最高水準を維持 帝国データ

 帝国データバンク札幌支店は、SDGs(持続可能な開発目標)に関する道内企業の意識調査結果を発表した。「SDGsに積極的」な道内企業の割合は、過去最高水準だった前年から横ばいの50.9%だった。持続可能な世界を実現するためのSDGsは、17の目標・179のターゲットを掲げている。目標達成期限である2030年に向けた取り組みは後半戦に突入しており、世界的に対応が急がれている。

 SDGsに積極的な企業の内容は、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が23.6%で、「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」が27.3%だった。

 一方、36.7%が「言葉は知っていて意味もしくは重要性を理解できるが、取り組んでいない」と回答。「言葉は知っているが意味もしくは重要性を理解できない」が7.6%。合わせて取り組んでいない企業は44.3%で、「積極的」な企業を6.6ポイント下回った。

 積極的な企業の規模別では、大企業が63.7%で、中小企業は48.4%、小規模企業は42.8%。規模が小さいほど、積極的な企業の割合が低くなる傾向が続いている。

 積極的な企業の業界別では、農・林・水産が77.7%でトップ。以下、金融(64.3%)、製造(56.0%)、建設(54.0%)の順。

 SDGsの17の目標の中で、現在力を入れている項目(複数回答)では、働き方改革や労働者の能力向上を含む「働きがいも経済成長も」が30.7%で最多。これに再生可能エネルギーの利用などを含む「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(24.4%)、カーボンニュートラル製品の使用などを含む「気候変動に具体的な対策を」(24.2%)が続いた。

 今後、最も取り組みたい項目は、「働きがいも経済成長も」が14・1%でトップだった。

 SDGsに力を入れている取り組み効果については、66.0%の企業が「効果を実感」していると回答。効果の内容(複数回答)に関しては、「企業イメージの向上」(38.1%)が最多で、これに「従業員のモチベーションの向上」(33.1%)が続いた。

 SDGsとの関連が深い「DEI」(多様性・公平性・包摂性)への取り組みは、20.7%の企業が「DEIに積極的」であることも判明した。

 調査は6月17~30日に、道内企業1133社を対象に実施。488社から回答を得た(回答率43.1%)。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る