第3回定例道議会に提案 補正総額は360億円 ヒグマ出没増加に対応 新国立公園指定で誘客促進

第3回定例道議会に提案 補正総額は360億円 ヒグマ出没増加に対応 新国立公園指定で誘客促進

 道は3日、2024年度補正予算案を発表した。一般会計と特別会計を合わせて総額360億1000万円の補正。人里への出没増加に対応するためヒグマの防除対策費を盛ったほか、6月の日高山脈襟裳十勝国立公園の指定を契機としたインバウンド(訪日客)誘客促進費も計上した。10日に開会する第3回定例道議会に提案する。

 補正は一般会計が359億200万円で、特別会計が1億800万円。これにより今年度の一般会計の総額は3兆588億9300万円となる。

 主な補正では、ヒグマ対策推進費に2200万円を計上。ゾーニング管理計画を策定するほか、経験の浅い狩猟者への実践研修を実施。自動撮影カメラなどの設置場所の選定調査も行う。

 JR北海道が単独では維持困難とする赤字8区間(通称・黄色線区)の支援事業には1500万円を盛った。持続的な鉄道網の確立に向け、各沿線協議会が実施する鉄道利用拡大に向けた実証事業の取り組みを支援する。

 日高山脈襟裳十勝国立公園の指定をステップにしたインバウンド誘客促進事業費には2200万円を計上した。北海道観光機構が実施主体となり、新国立公園の現地コンテンツを検証、外国人受け入れ体制を確認する。旅行商品の造成にも取り組む。

 この他、電子処方箋の活用・普及促進事業費として5億6700万円を計上。導入する民間の病院、診療所、薬局や道立の病院、診療所を支援する。

 介護事業所の事務負担軽減を図るため、複数事業者による事務の協働化の取り組みを支援する事業に7200万円を計上。また、800万円でケアプランデータ連携システムを導入する介護事業所の連携モデルグループを構築する。

 今年発生した災害の復旧事業費には20億9300万円を盛り込んだ。平取町の耕地災害復旧や様似町の治山災害復旧に充てるほか、旭川市など34市町村の土木災害復旧に取り組む。

 また、道民の安全確保を図るための道路補修や河川整備には60億円を盛った。

 定例道議会には、補正予算案のほか、道職員の特殊勤務手当の災害応急作業手当を一律1080円とする条例改正など、計7件の条例案も提案する。

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