室蘭児相苫小牧分室に一時保護所機能を 4団体が道に要望

室蘭児相苫小牧分室に一時保護所機能を 4団体が道に要望
野沢推進監(左から2人目)に要望書を手渡す苫小牧市の木村副市長(右から2人目)=3日、道庁別館

 東胆振1市4町で構成する苫小牧地方総合開発期成会と日高町村会、日高総合開発期成会、東胆振・日高地域民生委員児童委員協議会の4団体は3日、室蘭児童相談所苫小牧分室への「一時保護所機能の設置」を求める要望書を、鈴木直道知事宛てに提出した。

 4団体の幹部と苫小牧市区、胆振地域、日高地域選出の全道議(6人)が道庁別館を訪問。野沢めぐみ子ども応援社会推進監に要望書を手渡し、意見交換した。

 苫小牧地方期成会の木村淳苫小牧市副市長が要望の趣旨を説明。苫小牧・日高地方を管轄する苫小牧分室の虐待相談対応件数が「室蘭児相全体の7割ほどを占め、釧路や函館児相の相談件数と同水準になっている」と指摘。一時保護件数についても「室蘭児相全体の約6割を占めている」と強調した。

 さらに一時保護については「日高地方はもとより東胆振から室蘭の保護所までの長距離移動を要しており、児童・保護者の心身的負担は大きく、保護された児童の心情や行動に即した的確なケアなどにも支障を来している」と現状を訴えた。室蘭児相は道内の児相の中でも管轄区域が広い上、「苫小牧分室の管轄区域内に偏在する虐待対応件数と一時保護件数の多さによって、さまざまな課題が生じている」と一時保護所機能の設置による改善を強く求めた。

 野沢推進監は、道が7月に苫小牧地方期成会などからの要請に対し、▽一時保護機能を必要とする子どもたちに対し、一時保護所のほか、苫小牧分室管内の里親、児童養護施設も活用しながら対応を行っていく▽今後も地域の社会資源を有効に活用しながら一時保護所機能が確保されるよう適切に対応していく―と回答したことを説明。現時点では「7月時点を超えるお答えを申し上げるのは難しい」との姿勢を示した。

 同席した沖田清志道議(苫小牧市区)は「民間施設の活用は、これまでも大なり小なりやってきている。そこで改善されていないという現状をしっかり認識してほしい。早急に改善を」と要望。藤沢澄雄道議(日高地域)も「いろんな選択肢があると言われても、まず道として何ができるのかということ。ぜひ一歩踏み込んで考えてほしい」と注文を付けた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る