東京商工リサーチ北海道支社は、8月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比5件(20%)減の20件となり、5カ月ぶりに前年を下回った。うち、7割に当たる14件が新型コロナウイルス関連倒産だった。
負債総額も前年同月比50・1%(11億2700万円)減の11億2300万円となり、2022年9月以来の低水準だった。
地域別では、札幌市が6件で最多。これに帯広市と釧路市が各3件、北見市が2件で続いた。
業種別では、建設業と製造業、サービス業・他が各5件で最も多かった。以下、小売業が3件、卸売業と運輸業が各1件の順。
原因別では、不況型倒産の「販売不振」が18件と全体の9割を占めた。
コロナ関連倒産は14件発生し、道内の累計は423件となった。
8月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は45人で、今年1月からの累計では911人となった。
同支社では、倒産件数が5カ月ぶりに前年を下回ったことについて「一時的な足踏み状態」と分析。「業績回復が進まず、物価高や人件費高騰などのコスト上昇で収益確保に苦戦する企業は顕在化している」と指摘。「秋口以降、倒産という形で市場からの撤退を余儀なくされる企業が道内でも増えていくのか、動向を注視する必要がある」としている。
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一方、帝国データバンク札幌支店の調べでは、8月の道内企業倒産件数は16件で前年同月に比べ8件(33・3%)減少。負債総額も50・5%(9億2600万円)減の9億900万円だった。
















