2018年9月に道内で44人が死亡した胆振東部地震の発生から6日で6年を迎えた。災害関連死を含めて37人が亡くなった厚真町では、多くの遺族や町民らが故人をしのんだ。19人が犠牲となった吉野地区の生活会館跡に設置された献花台では、多くの人が訪れて花を手向けた。
献花台を訪れた町富里の農業伊部義之さん(56)は、30年来の友人だった佐藤正芳さん=当時(65)=に思いをはせ、献花と合掌。「同じ道を行く仲間、同志だった。『頑張っています。見守ってください』と伝えた」と祈りをささげた。
安平町の実成寺の住職桜井唯紹さん(55)は「厚真町で同じ宗派の門徒が犠牲になった」と振り返り「追悼の思いで献花台に来ている。寺も被災したが、多くの方に支えられて再建できた」と話した。
同日正午には京町のつたえり公園で、宮坂尚市朗町長や渡部孝樹町議会議長ら19人が、設置された慰霊碑の前で黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
午後0時20分から、宮坂町長のメッセージを防災行政無線で流し、「『誰一人として取り残さない』を合言葉に、町民一丸となって持続的発展に向けた歩みを着実に進めていく」などと訴えた。
胆振東部地震 2018年9月6日午前3時7分、胆振中東部を震源とする地震が発生。震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6・7。厚真町で最大震度7を記録し、安平、むかわ両町も震度6強を観測した。地震直後に道内のほぼ全域が停電する国内初のブラックアウトが起きた。道がまとめた被害状況(8月1日時点)によると、災害関連死を含む死者は、厚真町37人、苫小牧市2人、むかわ町1人、新ひだか町1人、札幌市3人の計44人、負傷者は785人。建物被害は住宅の全壊491戸、半壊1818戸に上った。
















