むかわ町の鵡川地区と穂別地区を結ぶ１級河川鵡川を生かした「町かわまちづくり計画」が国土交通省のかわまちづくり支援制度に登録されたことを受け、同町役場で登録証の伝達式が行われた。室蘭開発建設部の佐藤徹部長が竹中喜之町長に登録証を手渡した。

　同制度は、市町村や民間事業者、住民、河川管理者が連携し、河川とまちが融合する空間を形成するための取り組み。２００９年度に始まった。

　むかわ町の計画の登録は道内の国管理河川では１５例目。両地区をつなぐ河川管理道路をサイクリングロードにする、ボードの上に立ってパドルをこいで進むアクティビティ「ＳＵＰ」やカヌーなどが河川沿いでできる発着場を設けるなどの整備を２９年度までに行う。

　竹中町長は「鵡川地区と穂別地区のまちなかを再生する河川空間をつくり、町の魅力を高めたい」と意気込み、佐藤部長は「これまでと違った形で川と関わり、町が発展するよう計画を進めてほしい」と期待した。