パリパラ 12日間の熱戦に終幕  小田、杉浦が金メダル

パリパラ 12日間の熱戦に終幕 
小田、杉浦が金メダル

 障害のある選手によるスポーツの祭典、第17回夏季パラリンピック・パリ大会は8日、パリ郊外サンドニのフランス競技場で華やかに閉会式が行われ、熱戦が続いた12日間の日程を終えた。

 フランスで初開催の夏季パラリンピックは、「広く開かれた大会」をスローガンに掲げ、22競技549種目を実施。史上最多となる168の国と地域、難民選手団などから約4400人の選手が参加した。

 日本勢は海外での大会で最多となる175人が参加し、連日の活躍で金メダル14個を含むメダル41個を獲得。総数で過去最多だった2004年のアテネ大会の52個には届かなかったが、金は前回の東京大会の13個を上回った。

 7日の競技では車いすテニス男子決勝で、初出場の18歳小田凱人(東海理化)がフルセットの激闘を制して金メダルを獲得。前回の東京大会の国枝慎吾に続き日本勢は2連覇。自転車女子個人ロードレース(運動機能障害C1~3)で53歳の杉浦佳子(総合メディカル)が、ゴール前のスプリント勝負に持ち込み小差で優勝を飾り、前回に続く連覇を達成した。自身が保持していた50歳の日本選手最年長金メダル記録を塗り替えた。

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