厚真町追悼式 犠牲者の冥福祈る

厚真町追悼式 犠牲者の冥福祈る
胆振東部地震の犠牲者の冥福を祈った追悼式  

 厚真町は7日、2018年9月6日に発生した胆振東部地震の犠牲者に哀悼の意を表す追悼式を町総合福祉センターで執り行った。遺族や来賓など153人が参列。黙とうの後、献花を行い、町内で亡くなった37人(災害関連死含む)の冥福を祈った。

 式典では、全員で黙とうをささげた。式辞で宮坂尚市朗町長は、町内の災害復旧事業が順調に進んでいる一方、「森林再生は被災者の心のケアと同様に、長い年月を要する」との認識を示した。その上で、町が庁舎周辺整備、防災減災対策、エネルギーの地産地消、カーボンニュートラル(CN)政策などを推進していることに触れ、「社会革新に取り組みながら、次世代の未来創造に挑戦したい」と復興への決意を新たにした。

 渡部孝樹町議会議長は「少子高齢化による人口減少などの課題を解消し、町の産業が盤石になるまちづくりを進めていく」と追悼の言葉を述べた。

 遺族を代表して中村忠雄さんが現在の心境や犠牲者への思いを語った。

 参列者は献花台に花を手向け、手を合わせた。

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